屋根の工事費用は勾配(傾斜角度)によって変わる
2019年6月21日更新
屋根葺き替えや、屋根塗装など、屋根の工事をする際、屋根の勾配によって、工事費用は異なります。
1.屋根の勾配とは
屋根の傾斜角度は様々あり、勾配によって施工できる屋根も変わります。
例えば、瓦屋根は4寸以上、スレート屋根は2.5寸以上、などなど、勾配によって施工できる屋根材も変わるのです。
急勾配の屋根、緩勾配の屋根にはそれぞれ屋根としてのメリットデメリットがあります。
詳細は、今回は割愛しますが、ざっくりお伝えすると
◎ 急勾配の屋根のメリット・・・雨水が流れやすいため、雨漏りしにくい(雨水が屋根に残らないため)
▲ 急勾配の屋根のデメリット・・・工事費用が高い。風の影響を受けやすい。
緩勾配の屋根はその逆ですね。急勾配の屋根と比較すると、工事費用は比較的安く抑えられますが、雨漏りしやすいなどのデメリットがあります(あくまで、比較すれば、のお話です。)
2.屋根の勾配が見積もりにどう影響するか
日本の住宅の屋根は、大体3~5寸の屋根が多く、5寸までは問題ありません。
しかし、5寸を超えると傾斜が急なため、屋根足場が必要になります。
屋根足場が必要になる分費用が加算されます。
よく、何社か見積もりをとったときに、屋根の面積が違う場合は、この勾配の計算であることが多いですね。
そのほかにも、施工の難易度も変わってくるため、別で費用が加算されるケースも多々あります。
お見積もりの金額が異なるときには、こんなことを知っておくと、ちゃんと見積もりを出している業者さんか、いい加減な業者さんかがよくわかりますね。
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